初めての一人暮らし、ドキドキしながら不動産屋に行っていくつか部屋を提示してもらったものの、紙や写真だけではよく分からない!というときに便利なのが「内見」です。
内見とは実際にその部屋に行って室内を見ることですが、その部屋で生活することをイメージして必要な家具や家電を買うために、内見時にチェックしておきたいことがいくつかあります。
私はこれまで5回、単身の引っ越しをしてきました。内見もその都度行って物件を選んできました。その時の経験を踏まえ、内見時のチェック項目をお伝えしていきます。
主なチェック項目は以下の通りです。
家具・家電の配置をイメージするためのチェック項目 | ・部屋の縦・横の長さ・コンセントの位置・テレビ端子の位置 |
買うべき家具・家電を明らかにするためのチェック項目 | ・クローゼットの広さ・ガスコンロ置き場の大きさ・洗濯機置き場の大きさ・カーテンレールの高さと長さ・ベランダの物干し竿置き場の長さ・照明器具の有無 |
生活のしやすさを確認するためのチェック項目 | ・シンクや洗面台の高さ・シャワーの水圧・スマホの電波・ベランダの広さ・日当たり・湿度・景色・におい・ゴミ置き場の場所・騒音・交通量・駐車場の場所・近所のスーパーの有無 |
可能であればチェックしたい項目 | ・住んでる住民さんの雰囲気・地域の治安 |
持っていくものとしては、筆記用具、メモ帳、間取り図、メジャー、カメラ(スマホ)などがあります。
この記事を見れば、内見時のチェック項目を確認でき快適な一人暮らしをスムーズにスタートできると思います。
内見は不動産屋に行ったその日にすることが多いので、不動産屋に行くときに必要物品は持っていっておくと安心です。
内見とは
内見とは、不動産会社や仲介業者の人と一緒に実際にアパートの部屋に入って中を見ることです。内見できる物件であれば内見することをお勧めします。
料金はかかりませんし、内見したからといって必ず契約しなければならないということもありません。
不動産会社などに部屋探しに行ったときに、そのまま内見に行くこともありますし、ネットで気に入った物件があれば内見の予約が可能な場合もあります。
今はネットでも部屋の中を見ることができますが、実際に内見しないと分からないこともあります。
希望の部屋にまだ入居者がいればその部屋を見ることはできませんが、同じアパートの同じタイプの部屋や別のアパートの同じタイプの部屋の内見をさせてくれることもあります。内見はできなくてもアパートまで行って、外観などを見せてくれるときもあります。外観や立地などは自分で行って確認することもできますが、不動産会社の方の目線や物件の特徴なども知ることができるため、不動産会社の方と一緒にいくのがお勧めです。
内見可能な物件であれば積極的に内見しましょう。
内見は必要?内見のメリット
内見は部屋を決めるうえではとても重要です。
なぜなら内見をすることで、実際にその部屋での生活をイメージしやすくなるからです。
部屋の大きさや形を実際に見ることで、家具の配置も考えやすくなりますし、照明などの買い揃えるべき家具・家電も明らかになります。実際に部屋の長さなどを計測しておくと、大きすぎる家具や長すぎるカーテンを買ってしまった、という失敗も防げるでしょう。
快適な一人暮らしをスムーズに始めるためにも、内見はできるだけ行くようにしましょう。
見落としたくない!内見時のチェックリスト
内見に行くとき、どのようなことをチェックしておく必要があるのでしょうか?
表にまとめてみました。
家具・家電の配置をイメージするためのチェック項目 | ・部屋の縦・横の長さ・コンセントの位置・テレビ端子の位置 |
買うべき家具・家電を明らかにするためのチェック項目 | ・クローゼットの広さ・ガスコンロ置き場の大きさ・洗濯機置き場の大きさ・カーテンレールの高さと長さ・ベランダの物干し竿置き場の長さ・照明器具の有無 |
生活のしやすさを確認するためのチェック項目 | ・シンクや洗面台の高さ・シャワーの水圧・スマホの電波・ベランダの広さ・日当たり・湿度・景色・におい・ゴミ置き場の場所・騒音・交通量・駐車場の場所・近所のスーパーの有無 |
可能であればチェックしたい項目 | ・住んでる住民さんの雰囲気・地域の治安 |
それぞれについて解説していきます。
家具・家電の配置をイメージするためのチェック項目
・部屋の縦と横の長さ・コンセントの位置・テレビ端子の位置
これらの項目は実際にその部屋に住んだ時にどのような配置になるかをイメージするのにとても重要です。特にテレビ端子の位置はテレビを置く位置に関係してきます。私の経験上、テレビの位置が決まればおおまかな配置がみえてきます。あとはベッドがどの向きなら入るか、家電製品をどこに置くかという視点からチェックしていくとよいでしょう。部屋の中にコードがたくさん伸びていると見た目も悪いですし埃もたまって掃除が大変です。
買い揃えるべき家具・家電を明らかにするためのチェック項目
・クローゼットの広さ・ガスコンロ置き場の大きさ・洗濯機置き場の大きさ
・カーテンレールの高さと長さ・ベランダの物干し竿置き場の長さ・照明器具の有無
これらの項目は家具や家電を買うときに必要になるものです。
クローゼットを見るときのチェックポイントとしては、ハンガー掛けの有無や衣装ケースが入る大きさか、収納力がどれくらいあるか見ておきましょう。私はハンガー掛けのないクローゼット(押し入れ)の時は押し入れの中に入る大きさの室内物干しを買って押し入れの中に入れて使っていました。また、衣装ケースが入らない大きさのクローゼットの時は衣装ケースが生活空間に出てきてしまうのでそのことも頭に入れておく必要があります。
ガスコンロ置き場は奥行きと横の長さを測り、コンロの左右どちら側に壁があるのかも確認しておきましょう。2口ガスコンロには火力が右と左で違うものがあります。壁側の火力が低いものを選ぶ必要があるのでしっかり確認しておきましょう。また都市ガスとプロパンガスでガスコンロが違いますので確認が必要です。
洗濯機置き場は縦と横の長さに加えて、洗濯機用の蛇口と床までの高さも測っておきます。洗濯機を使うときは専用の蛇口に繋ぐ必要がありますので、蛇口を覆うような大きさの洗濯機を買わないようにしなければなりません。
カーテンレールに関してはレールの長さと床までの高さを測ります。窓の大きさはさまざまあり、サイズの合ったカーテンを選ばなければなりません。また、カーテンレールが2連になっているかも見ておきましょう。2連になていれば窓側にレースカーテン、部屋側に遮光カーテンをつけることができます。
ベランダの物干し置き場に関しては長さを確認しておきましょう。物干し竿を買うときに適切な長さのものを買うことができます。
照明器具の有無についても見ておきます。玄関や浴室、洗面所、洗面台、トイレ、シンクの上の照明などは元からついていることが多いです。台所や部屋の照明はついていないことが多いため、買い揃える必要があります。照明器具の取り付け口も様々な形があるので写真などを撮っておくと良いと思います。
生活のしやすさを確認するためのチェック項目
・シンクや洗面台の高さ・シャワーの水圧・スマホの電波・ベランダの広さ・日当たり・湿度
・景色・におい・ゴミ置き場の場所・騒音・交通量・駐車場の場所・近所のスーパーの有無
シンクや洗面台の高さは実際に立って確認しましょう。私は古い物件で低すぎて腰が痛くなることがありました。逆に新しい物件だと高すぎると感じることもありました。
シャワーの水圧に関しては、不動産の方に確認して実際にシャワーの水を出してみましょう。シャワーを毎日使う人であれば重要な項目になります。水圧が弱いとストレスが溜まりますからね。
スマホの電波も確認しましょう。部屋の隅々を歩いてみて電波の入りにくいところはないか見ていきます。無料Wi-Fiのついている物件や自分でWi-Fiを契約する予定があれば気にしなくてもいいかもしれません。
ベランダの広さに関しては洗濯物を干せるのか、布団を干すスペースがあるかを確認するとよいでしょう。
日当たりは、南向きの部屋か北向きの部屋かで大きく変わってきます。私は北向きの部屋に住んだことがありますが、昼間も日が当たらず暗くてじめじめしていました。南向きだと昼間に部屋に日光が入りますし、洗濯物も乾きやすいです。しかし南側に日光を遮る大きな建物があると部屋に日光が入りませんのでそこも確認しておきましょう。
においにかんしては部屋の中と外、どちらも確認しておきましょう。部屋の中では、カビっぽいにおいはしないか、排水口のにおいはどうか、たばこのにおいはついていないか確認しておきます。外に関しては、近くに工場などがないか確認しておきましょう。アパートのゴミ置き場の場所も見ておきましょう。1階の角部屋など、窓を開ければすぐゴミ置き場というところもあります。
騒音や交通量も見ておきます。近くに交通量の多い道路や駅、空港などがあると騒音が気になります。窓を閉めてから車の音、電車の音、飛行機の音がどれくらい響くか確認しましょう。駐車場を借りる場合はアパートの敷地内なのか、道路に面していないか確認しましょう。私は道路に面した駐車場の時がありましたが出入りにとても苦労しました。
近所のスーパーも確認しておきましょう。日常的な買い物をするスーパーが近くにあればとても便利です。コンビニなども徒歩圏内にあると便利でした。
可能であればチェックしたい項目
・住んでる住民さんの雰囲気・地域の治安
内見時にそのアパートに住んでいる人や周辺の治安についても確認しておきましょう。不動産会社の人に聞いてみるのもいいかもしれません。住んでいる方が学生さんが多い場合、夜中まで友達と部屋で飲んでおり話し声が気になることもありました。朝になってアパートの階段で酔っ払ってぐっすり眠っている学生さんにも出会ったことがあります。どのような層の入居者が多いか確認してみるのもよいと思います。
最寄駅やバス停からアパートまでの道のりを実際に歩いてみてもよいと思います。夜になって街灯の無い道や人通りの少ない道がないか見ておきましょう。
内見時に持っていくもの
内見時には上記のチェック項目を確認・記録するために持っていくべきものがあります。
- 筆記用具
- メモ帳
- 間取り図
- メジャー
- カメラ(スマホ)
間取り図に関しては不動産会社の方からもらうとよいでしょう。その物件のことはその間取り図にメモするようにすると、後からどの物件のメモだったか分からなくなることがありません。
メジャーに関しては2mくらいでストッパー機能のある金属のものが良いでしょう。部屋の長さやカーテンレールの高さを測るときに便利です。
まとめ
内見時は、実際にその部屋に住むイメージを作り、スムーズに生活をスタートさせるために必要です。細かいチェック項目もありますが、実際に生活を始めてから不満が出ることを防ぐためにも必要なことになります。
どのような家具の配置にするか、買い揃えるべきものは何かが明確になってくると、一人暮らしをするんだという実感が出てくるのではないでしょうか。不安もあると思いますが、楽しく一人暮らしの準備を進めていって欲しいなと思います。
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